パパイヤ期はモンテッソーリ流で乗り切る|子どもの特徴を知ろう!

子育て全般
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パパにとってつらい時期である「パパイヤ期」。

成長とともに急に訪れ、なにをするにも「パパは嫌、ママがいい!」と言われてしまう切ない時期です。

もちろんパパにとってもつらいですが、ママにとっても今までパパがやっていた育児を担わなくちゃいけなくなるので大変な時期になります。

決まった時期はないですが、平均して1歳半~3歳くらいで経験する子が多いようです。

イヤイヤ期に合わせてパパも嫌がられることが増える、といった感じでしょうか。

うさぎさん
うさぎさん

しんどい時期だよね、どう対処したらいいものやら・・・

シロタ
シロタ

子どもの発達段階を知って、なぜ嫌になるのかがわかると対処しやすいです!

別にパパが嫌いになっているわけじゃなくて、時期的に「こだわり」がとても強くなる時期なんです。そうやって子どもは発達していくんですね。

今回の記事では、はなぜイヤイヤ期やパパイヤ期が来るのか、どう対処すればいいのかを解説していきます。

僕がいつも参考にしている神成美輝さんの「モンテッソーリ流 自分でできる子の育て方」という本を 参考にしているので、イヤイヤ期で困っている方はぜひ読んでみてください。

シロタ
シロタ

モンテッソーリ教育の考え方がとても分かりやすくまとめられた本になっていますよ!

シロタ
シロタ

イヤイヤ期の子どもの対応方法を知りたい方はぜひ読んでみてください!

パパイヤ期とは?

うさぎさん
うさぎさん

パパイヤ期ってどんなことを言うの?

シロタ
シロタ

パパが今までやってきた育児も子どもに嫌がられてしまう状態ですね

今まではママでもパパでも問題なくできていた着替えやお風呂、ご飯を食べさせる、抱っこなどの育児が、急に「パパは嫌、ママがいい!」と大泣きされてしまうようになる状態を指す言葉です。

人によっては「ついてこないで!」など、けっこうきつい言葉を言われてしまうパパもいるようで・・・

うさぎさん
うさぎさん

これはメンタルにくるな・・・

僕も娘が1歳半を過ぎたころから抱っこされるのを嫌がられたり、手をつなごうとすると振り払われたりしています。

シロタ
シロタ

まだ家の中での育児は問題なくできているので助かりますが・・・。

パパとしては悲しくなりますし、人によってはあまり関わらないほうがいいんじゃないか・・・なんて考えてしまう人もいるかもしれませんが、これは大きな間違いです。

別にパパが嫌いになったわけではなくて、子どもが「こだわり」を持ち始め、順序や習慣に敏感になっているだけなんです。

ここでパパが距離を取ってしまうと、ますます子どもとの距離が開いてしまう結果になります。

なぜ「パパイヤ期」がおきるのかを知って、しっかり対応できるようにしておきましょう!

なぜパパがイヤになるのか?

パパイヤ期はなぜやってくるのか?

よくよく考えればイヤイヤ期になる1歳半~3歳の時期にパパのことも嫌になります。

このイヤイヤ期は世界共通で、英語でも「the terrible twos」(魔の2歳)という言葉があるらしいです。

シロタ
シロタ

魔の2歳・・・どの国も同じですね

この1歳半~3歳くらいの時期は「敏感期」と言われていて、この時期の子どもは「自分の中のルールに従って行動したい」、「いつもの順序や習慣を崩したくない」と思っています。

これを踏まえて、なぜパパはイヤ!と言われてしまうのか考えてみましょう。

まだまだ男性が育児を中心的に担っている家庭は少ないですから、基本的にはママのほうが子どもと接する時間も長いですよね。

さらに、平日は着替えやご飯を食べさせる、抱っこして出かけるなどの育児をママが担っていることが多いでしょう。

それはすでに「習慣」なんです。

でも、パパが休みの日はパパが育児をしようとするわけです。

うさぎさん
うさぎさん

あー・・・なんとなく何が起きるのか想像できるな

シロタ
シロタ

はい、パパはイヤーっ!!ってなります。子どもの習慣を崩してますから

子どもがパニックになって嫌がるのも納得できます。

自分のルールに従って行動したい時期に、自分のルールや順序、習慣をなんの説明もなく崩されているわけですから。

この「敏感期」を知っているかどうかで、パパが受けるダメージは大きく変わるんじゃないかなと僕は思っています。

  • 敏感期を知らな
    →なんかよくわかんないけど嫌われた=めっちゃ傷つく
  • 敏感期を知っている
    →そういう時期だから仕方ないよね=でもちょっと傷つく
うさぎさん
うさぎさん

まあ、どっちにしろちょっとは傷つくよね・・・

シロタ
シロタ

パパも心が痛い・・・

この時期の子どもの言うことを真正面からノーガードで受けていたら、たぶんメンタルが相当やられます。

でも、なぜそういうことを言うのかを知っていればガードができますし、受け流してかわすこともできます。

シロタ
シロタ

自分のメンタルを守るためにも、子どもの発達段階の正しい知識は必須です!

また、ここで子どもとのかかわりを減らしてしまえばママの負担が増えてしまいます。

パパもつらいところですが何とか踏ん張って、ママの負担を増やさないようにすることが大事です!

また、ママも大変になると思いますができるだけパパをフォローしてもらえると、パパも子どもと関わりやすくなるかなと思います。

うさぎさん
うさぎさん

夫婦で協力して対応していくことが大事!

シロタ
シロタ

ってことです!!

パパイヤ期にパパはどう接するべき?

では、この時期の子どもにはどのように接するのが正解なんでしょう。

イヤイヤをすべて受け入れてしまっていいものなのか、それとも注意すべきなのか、対応にとても悩むところです。

「モンテッソーリ流 自分でできる子の育て方」のなかで、著者は以下のような対応方法をすすめています。

順序や習慣へのこだわりがあるときの対応方法
  • しっかりと説明をする
  • 習慣を作らないように気をつける
  • 子どものなかにある答えを引き出す
    (ヒントを出す)
  • 手伝おうか?と一声かける
シロタ
シロタ

この対応方法について、1つずつ解説していきます!

しっかりと説明をする

子どもは意外と言葉を理解していますし、まわりをよく見ています。

なので、しっかり説明してあげれば拍子抜けするほどあっさり言うことを聞いてくれたりします

「今日はパパがお休みだから、一緒に着替えようね」というだけでも状況が変わります。しっかり「今日はなんでいつもと違うのか」を説明してあげましょう。

どうしてもママと比べてパパは子どもに対して声かけが少なくなる傾向があります。遊ぶ時もあまり声かけせずに黙々と遊んでいたりしますが、子どもにはしっかり声をかけてあげることが大事です。

「まだ説明してもわからないよな」と決めつけて急に何かを始めたりせず、しっかり声をかけてこれからすることを説明してから始めるようにしていきましょう!

シロタ
シロタ

ちなみに、純粋に着替えが嫌いな場合は効果がないです。

うさぎさん
うさぎさん

そりゃそうだ・・・

習慣を作らないように気をつける

習慣ができてしまうから、そこにこだわりが発生してしまいます。ならいっそのこと習慣を作らないという方法もあります。

これは意外と盲点になりやすいですが、たとえば普段からパパも着替えをさせる、いつも同じ道ばかり通らない、などの対策ですね。

普段からいろいろな状況を経験していれば、こだわりが生じにくくなります。

うさぎさん
うさぎさん

たしかに決まったパターンがなければ習慣にもならないね

シロタ
シロタ

いろいろなことを経験させてあげることも大事!

家事・育児の役割分担をしている夫婦も多いと思いますが、たまにパパとママの役割を交換して、子どもに習慣を作らせないことも大事になるでしょう。

子どものなかにある答えを引き出す(ヒントを出す)

これはパパが、というよりイヤイヤ期全般に当てはまることですね。自分でやろうとしていることはできるだけ自分でやらせて、親は見守り、ちょっと手伝うくらいの気持ちで接します。

早く出かけなくちゃいけない状況で子どもが一人でてこずっているところを見ていると、もどかしくなって無理やり手伝ってしまいがち。

でも、これは子どもの順序や習慣へのこだわりを無視してしまっているし、子どもが自らやってみようという機会を奪ってしまっています

うさぎさん
うさぎさん

たしかに、自分でやろうとすることはめっちゃ重要だよね

子どもからしてみれば、時間のある日は「自分でがんばって!」と言われたり、忙しいときは「早く!」と手伝われたりすれば戸惑ってしまいますね・・・。

シロタ
シロタ

子どもの立場になってみれば、
どっちやねんって感じでしょう。

なので、子どもが着替えようとしているけど苦労している場合は「次は上着を着よう」や「袖を通してみよう」といったように、次にやることを示してあげることが大事です。

次はどうするんだっけ?というようにヒントを与えて考えさせることも重要ですよ!

シロタ
シロタ

現実的にこんな時間があるのかという問題はありますが・・・

もしどうしても時間が無いときは、次の方法を試しましょう。

手伝おうか?と一声かける

どうしても時間が無いときは手伝うしかありません。でも、「急いで!」なんて声をかけて急に手伝い始めるのはNGです。

そこは「手伝おうか?」や「急いでるから手伝うね」など、必ずこれから手伝うことを伝えましょう。ちゃんと伝わっているのかな?と思うかもしれませんが、子どもはちゃんと理解しています。

シロタ
シロタ

僕もどうしても声かけが少なくなりがちですが、できるだけ気をつけています

経験上、何も言わずに手伝い始めると大泣きしますが、声かけをしてから手伝えば泣くことはほとんどないです。

シロタ
シロタ

おもちゃに夢中、とかの状況じゃなければ大丈夫!

簡単に始められる対策ですが、声かけはとても重要になります。なにかをする前に必ず声をかけて説明する、をパパの習慣にしていきましょう!

まとめ

今回の記事では、「パパイヤ期」と「敏感期」について解説しました。

今回解説した内容は、敏感期の中でも「順序」と「習慣」に焦点をあわせたもので、1歳半~3歳の子どもはそのほかにもいろいろなことに敏感になります。

一番伝えたいことは、「別にパパのことが嫌いになったわけではないから安心して」ということ。

一種の反抗期のようなもので、これが永久に続くわけではありません。3歳も過ぎれば落ち着いていきます。

この敏感期で順序や習慣などの必要な発達を経験できなければ、後からに身につけさせるのはとても難しいと書かれています。

パパとしては寂しいけど、これは子どもの発達にとって必要な時間なんですね。

なので、ここで「嫌われているならあまり関わらないようにしよう」とは絶対にならないでください!

どうしてもストレスがたまったときは気分転換も大事ですよ!

シロタ
シロタ

つらいときは誰かに聞いてもらいましょう!

こんな感じで解説なんてしていますが、僕もまだまだうまく娘の対応ができず、今の対応は良くなかったなと自己嫌悪になることがしょっちゅうあります。

お互い子育ては大変なことも多いと思いますが、ぜひ一緒にがんばっていきましょう!

敏感期についてもっと知りたいという方や、モンテッソーリ教育の考え方に興味があるという方は、ぜひ「モンテッソーリ流 自分でできる子の育て方」を読んでみてください。

絵を使いながらわかりやすく解説されていますし、子どもの行動原理や発達についても詳しく書かれています。

シロタ
シロタ

僕の子育てに対する考え方の土台になっています!

これからパパになる、という方にもおすすめできる1冊です!

そのほかにもおすすめの育児本を紹介していますので、育児に不安や悩みを感じている方はこちらの本も読んでみてください。

シロタ
シロタ

知識があるだけで精神的に余裕ができるので、育児本を読むことはとても重要だと思います!

この記事を書いた人
シロタ

妻と娘の3人暮らし。
リハビリの仕事をしながら子育て中。
最近親バカになりかけている30代。妻曰く「もう親バカ」らしい。
子どもと一緒に遊べるおもちゃや絵本、役に立つ育児グッズなどを実際に使ったものを中心に紹介しています。

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