新生児のうちに購入したチャイルドシートは、だいたい3〜4歳くらいでジュニアシートに買い替えが必要になります。
そこで僕もジュニアシートの購入を検討し始めたんですが、今回はISOFIX固定ではなくシートベルト固定のものにすることにしました。
どうしてかというと、今まで使っていたISOFIX固定のチャイルドシートで意外と困ることが多かったから。
- ISOFIXに対応していない車に設置できない
- 設置できる場所が限られる
- 重くて持ち運ぶのが大変
車へのISOFIXの設置が義務付けられたのが2012年7月以降なので、それ以前に製造された車では対応していないこともあります。
そこで今回は、僕がジュニアシートを購入する際にこだわった4つの条件と、それを満たしているジュニアシートを紹介していきます!
- シートベルト固定であること
- R129基準を満たしていること
- 1万円台で購入できること
- 長く利用できること
シートベルト固定で安全性も高く、安価で購入できるコスパが良いジュニアシートを3つに厳選して紹介していますので、ジュニアシート選びで迷っている方はぜひ読んでみてくださいね!
おすすめのシートベルト固定ジュニアシート3選
上記の「シロタのジュニアシートこだわり4条件」に当てはまるジュニアシートは3つほど見つかったので、この3つでじっくりと検討しました。

その商品はこの3つです!
商品名 | ポップピットF![]() | チャイルド&ジュニアシートⅡ![]() | エレベートR129![]() |
メーカー | ネビオ | アイリスプラザ | Joie |
価格 | 10,880円 | 10,490円 | 15,660円 |
対象年齢 | 15ヶ月〜12歳 | 15ヶ月〜11歳 | 15ヶ月〜12歳 |
重さ | 5.5kg | 4kg | 5.3kg |
特徴 | ・安心のネビオ製 ・取り付けが簡単 ・ベルトや高さの調節が簡単 | ・低価格 ・軽くて扱いやすい | ・座面が厚く座りやすい ・シートベルトを締める位置がわかりやすい |
それぞれに特徴があるので、1つずつ細かく解説していきます!
ネビオ:ポップピットF

実際に僕が購入したジュニアシートがネビオの「ポップピットF」です。
ネビオといえば、当サイトの回転式チャイルドシートでも紹介した「ターンピットF」でもお馴染みのメーカー。
安価でクオリティの高い商品を販売しているという信頼が、購入の1番の理由になりました!
ポップピットFの特徴
ポップピットFには次のような特徴があります。
- ベルトが絡まりにくくするタングホルダーがある
- 取り付けが簡単
- 高さやベルトの調節が簡単
不器用な僕はしょっちゅうベルトを絡まらせては妻に直してもらうことを繰り返していたので、このベルトを絡まりにくくする「タングホルダー」はかなりうれしい。

また、シートベルト式はすぐ固定が緩んでしまうことが多く取り付けが難しいんですが、ポップピットは2ステップで簡単にガッチリ固定できるのも高評価!
とにかく取り付けや操作が簡単で楽なポップピットFが、価格面でも機能面でも魅力的でした。
ポップピットFの口コミ
ポップピットFを実際に購入した方の口コミを見ていきましょう。
- 設置が簡単
- ベルトやヘッドレストの調節が簡単
- コスパが良い
- クッションが硬め
口コミでも僕が選んだ理由と同様、設置や扱いが簡単なことを理由に選んでいる方が多いようです。
また、ネビオの安全性が高いR129基準のジュニアシートが約1万円で購入できてしまうコスパの高さも高評価の理由ですね!
気になる点としては、クッションが硬めと感じる方が多いところ。
長時間の外出が多い方は、購入の前に硬さを確認したほうがいいかもしれません。

ちなみに、うちの娘は不機嫌になることもなく座ることができていますよ!
アイリスプラザ:チャイルド&ジュニアシートⅡ

僕が購入を検討していたもう1つのジュニアシートがこちら。
あまりチャイルドシートのイメージがないアイリスプラザですが、R129基準で低価格の商品を取り扱っています。
チャイルド&ジュニアシートⅡの特徴
アイリスプラザのチャイルド&ジュニアシートⅡの特徴はこちらです。
- 価格が最も安い
- 軽くて扱いやすい
アイリスプラザのチャイルドシートの特徴は、なんと言ってもその安さです。
定価でも1万円ちょっとで購入できてしまうので、セカンドカーや両親の車などの普段あまり乗らない車にも気軽に設置できます。
また、一般的なチャイルドシートやジュニアシートの重量が5kg〜7kgなのに対してアイリスプラザのチャイルドシートは4kgとかなり軽いです。
別の車へ頻繁に付け替える必要がある方は、こちらのチャイルドシートなら負担が少なくなりますよ!
チャイルド&ジュニアシートⅡの口コミ
- 設置する場所に印があるので取り付けやすい
- 軽くて扱いやすい
- ベルトが扱いにくい
- 座面の素材が薄い
チャイルド&ジュニアシートⅡは5か所にベルトガイドが付いており、取り付けやすくなっている点が好評のようです。

シートベルト固定のチャイルドシートは固定の手順が分かりにくかったり、取り付けても緩んでしまったりするのがデメリットになります。
こちらのジュニアシートはその軽さもあって取り付け安さは大きな特徴になっているので、まさに頻繁に付け替えをする方にぴったりのジュニアシートです!
気になる口コミとしては、ベルトが絡みやすい点と座面が薄く硬く感じる点が挙げられているので、長時間の移動を頻繁にする方にはあまり向かないかもしれません。
Joie:エレベートR129

エレベートR129はヘッドサポートの形状記憶とメッシュ構造のシートが特徴です。
この特徴により、低価格のジュニアシートで課題になりやすい「乗り心地の悪さ」を改善しています!
エレベートR129の特徴
エレベートR129の特徴は以下のようになっています。
- ヘッドサポートの形状記憶で乗り心地がいい
- 座面がメッシュ生地で座り心地がいい
- 肩ベルトガイドとロックオフデバイスで取り付けも簡単
形状記憶のヘッドサポートと座面のメッシュ生地のおかげで、長時間のドライブでも疲れにくいジュニアシートになっています。

ヘッドサポートの高さも後ろのレバーを引くだけで10段階の変化に対応しているので操作も簡単です。
また、肩ベルトの位置を迷わずに設置できる「肩ベルトガイド」や、ジュニアシートをしっかり固定できる「ロックオフデバイス」があるので固定も簡単!
長時間のドライブをする機会が多い方は、こちらのエレベートR129がおすすめですよ!
エレベートR129の口コミ
ここからは、実際にエレベートR129を購入した方の口コミを見ていきましょう!
- 造りがしっかりしているので安心
- 座り心地が良く、不機嫌にならない
- 設置が簡単
- 一度モードを切り替えると元に戻せない
1万円台の低価格ジュニアシートの中では造りがしっかりしていて安心感がある、という意見が多く見られました。
固定力も強いので、シートベルト固定のジュニアシートの中でもより安全性の高いものを探している方に好評のようです。
また、座面のメッシュ構造のおかげで座り心地が良く、長時間乗っていても不機嫌になりにくいという意見もあります。
気になる口コミとしては、ハーネスモード(チャイルドシートモード)からブースターモード(ジュニアシートモード)に一度変更してしまうと、もう一度ハーネスモードに変更できないのが残念という意見がありました。
もし兄弟間などで同じものを使う予定があるという方は他の商品を購入しましょう。
ジュニアシート選びのポイント
ここまで紹介してきたジュニアシートですが、選び方のポイントをまとめると以下のようになります。
機能面とコスパを考えると、1番おすすめなのが「ポップピットF」です。
頻繁にジュニアシートの付け替えをする方は軽くて取り付けやすいアイリスプラザがおすすめ。
長距離のドライブが多い方は、座り心地に定評のある「エレベートR129」がおすすめになります。
生活スタイルに合わせてジュニアシートを選びましょう!
ポップピットFを実際に使ってみた
3つの商品で迷いましたが、最終的にポップピットFを購入してみました。

取り付け方も簡単で、まずシートベルトをいっぱいまで引き出してからバックルで固定します。

そしたら反対側のベルトを引っ張り上げて、緑のクリップでベルトをはさみ込めば完了!

コツはシートに思いっきり体重をかけながらベルトを引っ張り上げることです。
設置し終わったら、シートがぐらつかないかを確認しておきましょう!
保温・保冷機能が付いたドリンクホルダーが結構便利でうれしいです!
ISOFIXとシートベルトはどっちがいい?
現在発売されている車のほとんどにはISOFIXが搭載されていますが、あえてシートベルト固定を購入する方も意外と多いです。
ここで改めて、ISOFIXとシートベルト固定それぞれのメリット・デメリットを確認してみましょう。
ISOFIXのメリット・デメリット
- 取り付けミスが起こりにくい
- 取り付け後の緩みがない
- 安全性が高い
ISOFIXは、取り付け方がわかりやすいのでミスが起きにくいこです。
また、一度金具に設置してしまえば緩むこともないので、安全性が高いことが大きなメリットになります。
- 高価格になりやすい
- シートが大きく、重いものが多い
- 設置場所が限られる
デメリットは価格が高くなりやすいことと、シートベルト固定のものと比べてシートが大きく重くなってしまうことです。
複数の車に付け替える機会が多い方にとってはこの重さが地味に負担になります。
また、ISOFIXに対応していない車には設置できなかったり、基本的に3列目のシートにはISOFIXに対応できなかったりするのがデメリットです。
ただし、2012年7月以降に製造された車にはISOFIX対応が義務化されていますので、車が対応できていないことは少ないと思います!
シートベルト固定のメリット・デメリット
- どの座席にも取り付けられる
- シートが軽量で移動しやすい
- ISOFIXに対応していない車にも取り付けられる
- 取り付けミスが起こりやすい
- 取り付け後に緩みが生じやすい
- 精度に差が出やすい
シートベルト固定のメリットは、どの座席にも取り付けられること。
特に3列シートにチャイルドシートを取り付けたいときはシートベルト固定のジュニアシートが必要になることが多いです。
また、車がISOFIXに対応していない場合はシートベルト固定のジュニアシートが必須になります。
対して、デメリットは取り付け方法が複雑でミスが起こりやすいことと、固定後に緩みが生じやすいことです。
ジュニアシートの緩みは本来の安全性が発揮されなくなる危険性が大きいので、安全面を第一に考えた場合はISOFIXを選びましょう。
- 安全性を重視→ISOFIX
- いろいろな車・座席に取り付けたい→シートベルト
まとめ
今回の記事では、シートベルト固定のジュニアシートを紹介してみました。
シートベルト固定はISOFIXに比べると安全性に劣るため、今ではすっかりISOFIXが主流になりました。
でも、まだISOFIXが義務化されていない頃の車に乗っている方もいるでしょうし、どの座席にも取り付けられることが魅力に感じる方もいるでしょう。
今回紹介したシートベルト固定式チャイルドシートの選び方を、もう一度振り返るとこんな感じです。
それぞれに特徴があるので、あなたの生活スタイルに合ったジュニアシートを選んでみてくださいね!

皆さんのジュニアシート選びのお役に立てればうれしいです!
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