赤ちゃんが生まれると、一日に何度も作る必要が出てくるのが「ミルク」。
少なくとも3時間ごとには作る必要があるので、最低でも1日8回はミルクを作ることになりますね。
朝も夜も関係なく作ることになるから大変だよね・・・
できるだけ手間は少なくしたいところです
赤ちゃんも毎回同じ時間に欲しがるわけもなく、急に泣き始めてあわててミルクを作ることも多いです。
そんな時、いつもお湯を沸とうさせて冷まして、飲みごろの温度に下がるまで待って・・・なんてできませんよね。
そこで「電気ポット」の出番になるのですが、「ミルク作り」のために使う場合、選び方には注意しなければなりません。
最低限、この2つの機能が欲しいところ。
確かに水道水のカルキは気になるよね
温度も70℃で保温できることが時短につながります!
他にも安全面への対策など様々な機能がありますが、まず必須な機能はこの2つ!
今回の記事では、ミルク作りのために必要な機能を備え、さらに比較的安価で購入できるおすすめの電気ポットを紹介していきます。
最もおすすめの電気ポットは「象印 優湯生(ゆうとうせい) CV-GA22」です!
おすすめの理由は、自動でカルキ抜きをしてくれる機能と70℃保温に加え、年間の電気代が他製品と比べ4,500円も安いこと!
この充実の機能とランニングコストの安さがおすすめの理由です!
毎日のミルク作りをできるだけ楽にして、ママ・パパの身体的・精神的な負担を少しでも軽くしましょう!
ミルク作りにはどんな機能が必要?
カルキ抜きとか70℃保温のほかに、どんな機能があったほうがいいの?
思わぬ事故を防ぐ機能や節電機能があるものがおすすめです!
安心・安全なミルクを作るための機能はもちろん、小さい子どもがいる環境を考えれば安全面も重視したいです。
また、いろいろとお金がかかる時期にもなりますから、節電対策も気になる・・・。
あると助かる機能をまとめると、こんな感じです
一番最後は機能でもないけど・・・
まあ、機能ではないけど大事な選ぶ基準です!
ここからは、なぜその機能が必要になるのかを詳しく解説していきます。
カルキ抜きができる
ミルク作りに使う電気ポットに求められる機能として、カルキ抜きができることがまず挙げられます。
ただし、大前提として日本の水道水に含まれるカルキ(塩素)の量は人体に影響を及ぼすことはないので、正直そこまで気にしなくてもいいと言われています。
問題ないとわかっていても、なんか気になるんよね・・・
できるだけ安全なものを使いたい、という気持ちの問題なのかも・・・
特に新生児のうちは消化器系ももちろん未発達ですし、できるだけ身体に負担の少ないものを飲ませてあげたいところ。
せっかく電気ポットを使うなら、カルキ抜き(カルキ飛ばし)機能が付いている電気ポットの使用をおすすめします!
70℃で保温ができる
粉ミルクを調乳するときは、必ず70℃以上のお湯で作る必要があります。
これは、現在の粉ミルクメーカーの技術力でも、完全に無菌の粉ミルクは作れないから。
特に、エンテロバクター・サカザキという菌や、サルモネラ菌などが危険な菌として挙げられています。
参考資料:乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン(厚生労働省)
特にサカザキ菌は壊死性腸炎や脳膿瘍などを引き起こす、とんでもなく怖い菌です
これはマジで危ないやつだ・・・
ただし、どちらの菌も70℃以上のお湯で作れば殺菌できるとされています。
要は、70℃以上のお湯でミルクを作っていれば安心、ということ!
じゃあ100℃でいいんじゃない?殺菌効果も高そうだし。
と思うかもしれませんが、これはこれでおすすめしません。
100℃を飲みごろの温度まで下げるのって大変なんです・・・
ひたすらほ乳瓶を水に当てながら、くるくる回すことになるよ・・・
なので、70℃保温は安全性と作りやすさを両立できる最適な温度ということ!
電気ポットを購入する際は、70℃保温機能がついているポットをおすすめします!
安全性への配慮
新生児のうちはあまり気にならないですが、今後つかまり立ちや歩きができるようになった時には思わぬ事故が発生する危険性が出てきます。
コードを引っぱってしまったり、ポットを倒してしまう、などの危険性も考えられるでしょう。
熱湯だからね、想像しただけで怖い・・・
もちろん、安全に配慮した製品が販売されているので安心です!
安全対策として、コードを引っぱるとコンセントが外れる「マグネットプラグ」や、横に倒したり転倒してもお湯がこぼれることを防ぐ機能などがあります。
これらの機能が搭載されている製品を選んでおくと安心です!
節電機能
電気ポットは1日中電源を入れておくものですし、節電機能にも注目する必要がありますね。
電気ポットの定番である「まほうびん保温」や、一定時間使わないと省電力モードになる機能などがあるものを選ぶと節電効果が大きいです。
年間にすると5,000円から10,000円近くの差になることもあります!
購入時の価格が高くても、節電効果が高ければ1年で元が取れそう!
初期費用も重要ですが、継続してかかる電気代にも注目して購入するとお得になります!
価格が安い
電気ポットも様々な機能が搭載されるようになってきており、それだけ価格も高くなりがち。
ただ、主にミルクを作るために購入するのであれば、そこまで高機能である必要もありません。
あんまりいろんな機能があっても、使わないことも多いよね
自分にとって必要な機能だけ搭載されている製品を買いましょう!
本当に必要な機能だけに絞れば、電気ポットは比較的安価に購入することができます!
ミルク作りにおすすめな電気ポット3選
ここまで、ミルク作りにのためにあったほうがいい機能の解説をしてきました。
電気ポットもたくさんの製品が販売されているので、条件を以下の4つに絞って紹介します。
電気ポットの容量が大きくなるほど価格も高くなるので、今回は2.2ℓのポットで比較していきます。
ミルクをあげる時期が終わっても電気ポットをたくさん使う予定がある方は、もう少し大きな容量のものを購入したほうが便利です!
お茶やコーヒーをよく飲む方や料理に使う方は、もっと大きなものがおすすめ!
こちらで紹介する製品は、上記の4つの条件を満たした3つの製品になります。
まず、特徴を表でまとめてみます。
象印 CV-GA22 | タイガー PDR-G220 | アイリスオーヤマ IAHD-222 | |
価格 (Amazon) | 11,000円 | 7,298円 | 7,179円 |
70℃保温 | 可能:5段階保温 | 可能:3段階保温 | 可能:4段階保温 |
沸騰までの時間 | 約19分 | 約26分 | 約20分 |
年間電気代 | 約7,300円 | 約11,842円 | 約14,136円 |
カルキ抜き | 通常の沸騰でカルキが抜ける | 再沸とう | 再沸とう |
安全機能 | 傾斜湯もれ防止 転倒湯もれ防止 自動給湯ロック マグネットプラグ | 傾斜湯もれ防止 転倒湯もれ防止 自動給湯ロック マグネットプラグ | 自動給湯ロック マグネットプラグ |
その他機能 | ゆっくりカフェドリップ | 小スチーム 静音 | 特徴的なデザイン |
価格も性能も、けっこう違いがあるんだね
価格だけじゃなく、年間電気代にも注目です!
ここから、各製品について詳しく解説していきます!
象印 優湯生(ゆうとうせい) CV-GA22 11,000円
メリット①:年間電気代の安さ
象印から発売されている優湯生CV-GA22は、他の2製品と比べると価格が高めです。
ただし、年間電気代に注目してみると他製品より4,500円以上安いんです。
単純計算すれば、1年間使い続ければ他製品を使用するよりもお得になります!
この電気代の安さはすごい!
象印といえばまほうびんですから、電気代の節約には強いです!
まず1年で買い替えることは無いと思うので、価格的にも一番お得な電気ポットと言える製品です!
メリット②:自動カルキとばし機能
象印「優湯生」のメリットとして、再沸騰の操作をしなくても自動でカルキとばしをしてくれるという点が挙げられます。
通常の電気ポットでは、沸騰した後にもう一度「カルキ抜き」や「再沸騰」のボタンを押してお湯を負かしなおす必要があります。
これ、地味にけっこう面倒だよね
ついつい忘れてしまうことも多いです・・・
しかし、この「優湯生」なら特別な操作をせずにカルキを抜くことができるので、手間と時間を省けます!
この機能も、この価格帯の商品にはほぼついていない、優秀な機能です。
メリット③:充実した安全対策機能
象印「優湯生」は安全対策機能も充実しており、基本であるマグネットプラグや自動給湯ロック以外にも、傾斜・転倒時の湯もれ防止までついています。
赤ちゃんのうちはポットを倒すということは考えにくいですが、つかまり立ちや歩きができるようになってくると、何をするか本当にわかりません。
予期できない事故を防ぐためにも、充実した安全対策機能は本当にありがたいです。
デメリット:初期費用が高い
充実した機能が揃っている象印「優湯生」ですが、あえてデメリットを挙げるなら「他の商品より少し価格が高い」といったところでしょうか。
それでも、電気代が安いので1年間使用すれば他の商品との差が無くなってしまいます。
全然大きなデメリットじゃないね!
長く使えば使うほど、お得になる製品ですね!
特に大きなこだわりがなければ、象印「優湯生」を購入しておけば間違いないです!
タイガー マイコン電気ポット PDR-G220 7,298円
メリット①:省スチーム沸とうで静音機能が高い
タイガーのマイコン電気ポットは、沸とう時のスチームをできるだけ少なくした「省スチーム」が特徴です。
スチームが少ない影響なのか、口コミでは「沸とう時の音が静か」という意見が多く見られます。
これはうれしい機能!
特に新生児のうちは、せっかく寝かしつけたのにちょっとした物音で起きてしまうことも多いですから、この静音機能はとても助かりますね。
メリット②:充実した安全対策機能
タイガーのマイコン電気ポットは、7,000円台という低価格でありながら、マグネットプラグ・自動給湯ロックのほかに「傾斜・転倒の湯もれ防止機能」が搭載されています。
7,000円台なのにすごい!
安全に配慮してくれているのはうれしいですね!
7,000円台という価格なので機能は必要最低限といった感じですが、安全対策は充実しています!
デメリット:沸とうに時間がかかる
マイコン電気ポットの弱点は、沸とうまで約26分かかってしまうこと。
省スチームで静かに沸とうさせるからこその時間だと思うので、ある程度時間がかかってしまうのは仕方ないですが・・・。
静かに沸かすと時間もかかるか・・・
どっちを取るか、という感じになってしまいますね・・・
また、年間の電気代も約11,842円と高めになっているので、長期間使う予定の方は注意が必要です。
アイリスオーヤマ 電気ポット IAHD-222 7,179円
メリット:特徴的なデザイン
アイリスオーヤマの電気ポットの特徴は、なんといっても特徴的なデザインです。
たしかに、あんまり見かけない独特なデザインだね!
電気ポットって、ケトルと比べるとどうしてもおしゃれさが欠けるというか、デザイン的にいまいちになってしまうことが多いです。
でも、アイリスオーヤマの電気ポットは他にない特徴的なデザインなので、キッチンをおしゃれにしたい方はぜひ一度チェックしてみてほしい!
お部屋の雰囲気に従来の電気ポットが合わない、という方におすすめ!
価格も7,000円台と安価に購入できます!
デザインにこだわりのある方は、アイリスオーヤマの電気ポットがおすすめです!
デメリット:年間電気代が高い
アイリスオーヤマの電気ポット「IAHD-222」の弱点は、年間電気代が高いこと。
公式ホームページの情報から年間電気代を算出すると、年間14,136円になってしまいます。
これは象印「優湯生」と比較すると7,000円以上の差です。
数年使用すると・・・かなり大きな差になってきますね。
デザインがおしゃれで価格も安い点は魅力ですが、電気代が大きくなることには注意しましょう。
また、傾斜・転倒湯もれ防止機能もないので、置き場所は慎重に選ぶ必要があります。
おすすめは「象印 優湯生(ゆうとうせい)」
今回紹介した電気ポットの中で最もおすすめするのが「象印 優湯生(ゆうとうせい)」です。
価格は他の2商品と比較すると少し高めではありますが、電気代が圧倒的に安いため、1年も使えば他の製品よりもお得になります。
さらに、再沸とうがいらないカルキ抜き機能など、ミルク作りにうれしい機能もしっかり搭載されています。
安全性能もばっちりですし、機能面でも優れています!
まさに死角が見当たらない!
特にデザイン面などでこだわりがなければ、とりあえずコレを買っておけば間違いない、という製品になっています!
赤ちゃんのミルク作りのためのポットを迷っている!という方は、こちらを購入しましょう!
まとめ
今回はミルク作りのための電気ポットについてまとめてみました。
電気ポットもいろいろな製品が販売されていますが、年間電気代には大きな差があります。
本体価格だけに注目してしまうと、長い目で見たときに損をしてしまうかもしれません・・・
価格や機能だけじゃなく、電気代にも注目しないとね!
毎回やかんやケトルでお湯を沸かすより、電気ポットでいつでもお湯が使えるようにしておくと、ミルク作りが断然ラクになります!
新生児期はまとまった睡眠時間が取れず、必ず寝不足になります。
少しでも手間を省いて睡眠時間を確保することが、自身の体調を守ることにもつながります。
今回紹介した製品で、少しでも子育ての負担を減らすことができたらうれしいです!
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