赤ちゃんの身体に入るものは、できるだけ余計な添加物などが入っていないものを選びたいですよね。
もちろん日本の粉ミルクは品質がとても高いですが、添加物が全く入っていないと言う訳ではありません。

無添加でもっと身体に優しい粉ミルクってあるの?

海外製の粉ミルクなら無添加・無農薬のものが存在します!
そう、海外製のものなら世界的に認められた基準で作られた完全無添加・無農薬のオーガニック粉ミルクを手に入れることができます!
そこで今回では、日本から購入できるオーガニック粉ミルクを4種類紹介していきます!
それぞれ違った特徴があるので、ぜひこちらの記事を参考にオーガニック粉ミルクを選んでみてくださいね!
オーガニック粉ミルクとは?

最初に、今回の記事で取り扱うオーガニック粉ミルクの条件を紹介していきます。
今回の記事のオーガニック粉ミルクは、以下の6条件を満たしたものになります。
- 無添加
- 無農薬
- 化学肥料不使用
- ホルモン剤不使用
- 遺伝子組み換え不使用
- 何らかのオーガニック認定機関に認定されている
オーガニック粉ミルクは商品自体に添加物を使用していないのはもちろん、牛や牛の食べる飼料までとことんオーガニックにこだわっていることが条件です。
大前提として、日本で製造・販売されている粉ミルクに添加物が入っていても、国の定める安全基準を満たしています。
添加物=悪というわけではないですし、日本の粉ミルクは安全性がとても高いということは間違いありません。

日本製の粉ミルクでも全然問題ありませんからね!

日本の粉ミルクが危険というわけではないよ!
ここで紹介しているオーガニック粉ミルクは、より安全なもの、より自然のものを赤ちゃんに飲んでほしいという方にぜひおすすめしたい粉ミルクということですね!
オーガニック粉ミルクの成分比較
次に、オーガニック粉ミルク4種類の成分比較をしていきます。
ちなみに日本製の粉ミルクと比較するため、ほほえみの成分も参考に載せています。
商品名 | Bubs![]() | Bellamy’s![]() | Holle![]() | Holleヤギ乳![]() | ほほえみ![]() |
カロリー | 68.8kcal | 67.6kcal | 68kcal | 68kcal | 68kcal |
たんぱく質 | 1.56g | 1.4g | 1.4g | 1.4g | 1.5g |
脂質 | 3.7g | 3.4g | 3.4g | 3.6g | 3.52g |
炭水化物 | 7.3g | 7.6g | 8.0g | 7.5g | 7.79g |
ナトリウム | 26mg | 20mg | 24mg | 19mg | 49mg |
ビタミンA | 73μg | 69μg | 54.8μg | 54.1μg | 53μg |
ビタミンB1 | 83μg | 79μg | 35μg | 52μg | 54μg |
ビタミンB2 | 116μg | 158μg | 180μg | 77μg | 81μg |
ビタミンB3 | 778μg | 542μg | 350μg | 380μg | 記載なし |
ビタミンB5 | 736μg | 492μg | 350μg | 340μg | 記載なし |
ビタミンB6 | 67μg | 46μg | 30μg | 38μg | 41μg |
ビタミンB12 | 0.33μg | 0.29μg | 0.14μg | 0.16μg | 0.27μg |
ビタミンC | 9.7mg | 14.5mg | 6.1mg | 9.2mg | 9.5mg |
ビタミンD | 1.2μg | 1.03μg | 1.5μg | 1.5μg | 0.88μg |
ビタミンE | 1.9mg | 1.48mg | 0.9mg | 1.3mg | 0.84mg |
ビタミンK | 7.0μg | 6.9μg | 5.4μg | 5.1μg | 14μg |
葉酸 | 16.2μg | 14.8μg | 10.1μg | 12.5μg | 14μg |
ビオチン | 4.6μg | 3.2μg | 1.6μg | 2.1μg | 記載なし |
カルシウム | 70mg | 59mg | 59.9mg | 60.7mg | 51mg |
銅 | 59μg | 59μg | 55μg | 48μg | 43μg |
ヨウ素 | 24μg | 13.2μg | 14.2μg | 13.6μg | 記載なし |
鉄 | 1.0mg | 0.77mg | 0.54mg | 0.67mg | 0.81mg |
マグネシウム | 8.5mg | 7.4mg | 5.4mg | 6.2mg | 5.4mg |
マンガン | 14.1μg | 33μg | 5.3μg | 5.8μg | 記載なし |
リン | 47mg | 39mg | 35.9mg | 41.8mg | 34mg |
セレン | 3.0μg | 2.4μg | 3.9μg | 2.4μg | 1.4μg |
亜鉛 | 0.7mg | 0.75mg | 0.45mg | 0.46mg | 0.41mg |
塩化物 | 70mg | 46mg | 50.9mg | 75.9mg | 記載なし |
カリウム | 89mg | 69mg | 82.2mg | 72.6mg | 66mg |
DHA | 4.43mg | 10.1mg | 15mg | 13.9mg | 14mg |
ARA | 5.42mg | 10.7mg | 15mg | 記載なし | 9mg |

そこまで成分の大きな違いはなさそうだね…

強いてあげるならDHAやARAあたりでしょうか
成分が添加されていないからといって栄養素が低い、なんてことはないので安心です!
どの粉ミルクでもできるだけ母乳に近づけた栄養素になっています。
オーガニック粉ミルクおすすめ4選
ここからは、おすすめのオーガニック粉ミルクを4種類の特徴や口コミなどを細かく紹介していきます。
Bubs:オーガニック粉ミルク
価格 | 6,699円 (100gあたり約837円) |
内容量 | 800g |
Bulbsオーガニック粉ミルクは、オーストラリアで製造されている粉ミルクです。
オーストラリアのオーガニック認定機関であるNASAAに認定されており、世界的にも安全性が認められた粉ミルクになっています!
Bubsオーガニック粉ミルクの特徴
- オーガニック粉ミルクの中では安価
- 牧草を食べている牛のミルクで作られている
- ビフィズス菌が含まれている
- NASAAの認定を受けている
Bubsの粉ミルクの特徴は、オーガニック粉ミルクの中では比較的安く購入できることです。

安いとは言っても国産粉ミルクの2〜3倍の価格ですが…

さすがオーガニック…
さすがに海外産+オーガニックだけあって高く感じますが、他の商品は800gあたり7,000円〜8,000円以上の商品が多いです。
最もリーズナブルな商品がこのくらいの価格になる、ということですね…。
オーストラリアのオーガニック認定機関であるNASAAの認定を受けており、信頼性は非常に高いミルクになっていますよ!
Bubsオーガニック粉ミルクの口コミ
- お腹の調子が良くなった
- 便の色・形が良くなった
- ミルクの飲みがいい
- 配送に時間がかかる
日本の粉ミルクがどうしても身体に合わない場合でも、Bubsの粉ミルクならお腹の調子を崩さなかったという意見が多いです。
また、母乳に近い成分になっているため日本の粉ミルクよりもたくさんミルクを飲むようになったという意見も多く見られました。
マイナス面として、海外からの輸入商品になるため配達に時間がかかるようです。
国内配送よりも様々な理由で遅延が生じやすいため、早めにたくさんの粉ミルクを購入しておくといった対策が必要になります。
Bellamy’s オーガニック粉ミルク
価格 | 7,499円 (100gあたり約833円) |
内容量 | 900g |
Bellamy’s(ベラミーズ)の粉ミルクも、Bubsと同じオーストラリアの商品です。
こちらもNASAAなどの世界的に信頼されるオーガニック認定機関に認定を受けている粉ミルクになっています!
Bellamy’s オーガニック粉ミルクの特徴
- オーガニック粉ミルクの中で最も安い
- 1缶の内容量が多い(900g)
- 穀物飼料を食べた牛のミルクで作られている
- NASAAの認定を受けている
気になるのが「Bubs」との違いは何かってところですが、最大の違いは牧草を食べて育ったか、穀物を食べて育ったかの違いです。
Bubs | 牧草を食べた牛のミルク |
Bellamy’s | 穀物飼料を食べた牛のミルク |
基本的には牧草で育った牛からとれるミルクの方が栄養豊富とのことですが、数値を見るとそこまで大きな差はありません。
価格も本当にわずかな差でBellamy’sの方が安いですが、気にするほどの価格差ではないです。

気になった方を買いましょう!

ざっくりだな…
Bellamy’sオーガニック粉ミルクの口コミ
- 溶かしやすく作りやすい
- 便秘やしっしんが治った
- ミルクの飲みがいい
- 配送に時間がかかる
結構多く見られた口コミが、溶けやすいのですぐ作れるという意見。
お湯を入れてもダマになってなかなか溶けないのはストレスになるので、これはうれしいです。
また、便秘やしっしんなどの症状が出にくくなったとの口コミが多くみられます。
オーガニックの粉ミルクは消化吸収に優れるので、その効果が出ているんでしょう!
どうしても海外からの輸入になるので、配達にかかる時間が長いということだけは覚悟して注文しましょう。
Holle オーガニック粉ミルク
価格 | 4,260円 (100gあたり約1,065円) |
内容量 | 400g |
HOLLE(ホレ)オーガニック粉ミルクは、ドイツで作られている粉ミルクです。
デメター認証という世界一厳しいとも言われるオーガニックの認証を受けている粉ミルクで、その安全性はとても高いものになっています!
HOLLE オーガニック粉ミルクの特徴
- オーガニック粉ミルクの中でも高い栄養価
- 少量なので母乳と併用しやすい
- ミルクの飲みがいい
- デメター認証を受けている
- 価格が高い
- 配送に時間がかかる
HOLLEの粉ミルクは他のオーガニック粉ミルクと比較しても栄養価が高く、特にDHAやA RAの含有量が多くなっています。
また、400gと少量なので母乳と併用して粉ミルクを飲ませている方にとっては使いやすい量と評判です。
ただし、こちらの粉ミルクはオーガニック粉ミルクの中でもかなり価格が高いので、粉ミルクのみで育てている方にとってはかなり大きな出費になります。
HOLLE オーガニック粉ミルクの口コミ
- オーガニックの安心感がある
- 母乳と併用するのにちょうどいい量
- 溶けやすく作りやすい
やっぱり1番多いのはオーガニックによる安心感があるという意見。
特に厳しいオーガニックの基準であるデメター認証を受けているので、他の粉ミルクと比べても安心感は最も高いと言えそうです。
また、400gと少ない量が逆に母乳と併用して粉ミルクを使用している方にはちょうどいい量という意見もありました。

確かに余ってしまっても、もったいないですからね
あとは価格が高いと感じるか、安心感を考えれば妥当と感じるかかなと思います。
とにかく安全性を重視したい方にはおすすめの粉ミルクです!
作り方の注意点
HOLLE社の粉ミルクは50℃で作ることを推奨されています。
日本の粉ミルクはすべて70℃以上で作ることが推奨されているので、この点にだけ注意してくださいね!
- 衛生面の徹底的な管理により、雑菌の混入がない
- 70℃ではミルクの栄養素を破壊してしまう可能性がある
栄養素を守るためには50℃で作るのが望ましいんですが、他の粉ミルクではどうしてもサカザキ菌などが残っている危険があります。
しかし、 HOLLE社は厳しい衛生管理のもとで作られているのでこの菌の繁殖の心配がありません!
これが50℃でミルクを作ることができる理由なんですね!
HOLLE オーガニック粉ミルク(ヤギ)
価格 | 5,380円 (100gあたり約1,345円) |
内容量 | 400g |
こちらは珍しい山羊(ヤギ)のミルクを使った粉ミルクです。
もちろん牛乳との違いがたくさんあり、特徴的な粉ミルクになっています。
こちらもデメター認証を受けており、安全性の高さも間違いありません!
HOLLE オーガニック粉ミルク(ヤギ乳)の特徴
- アレルギーが起こりにくい
- アミノ酸やタウリンが多い
- デメター認証を受けている
- 価格が最も高い

ヤギのミルクって牛乳と何が違うの?

1番の違いはアレルギーの出にくさです!
牛乳に含まれるタンパク質である「as1-カゼイン」が牛乳アレルギーの原因になるんですが、ヤギ乳には「as1-カゼイン」がほぼ含まれていません。
そのため、ヤギ乳はアレルギーが起こりにくいと言われているんですね。
また、牛乳で作られた粉ミルクと比べるとアミノ酸やタウリンが多く含まれているという特徴もあります。
特にタウリンは母乳とほぼ同じ量が含まれており、より母乳に近い粉ミルクと言えます。
ただし、牛乳よりも貴重になるのでその分価格も高くなり、今回紹介したオーガニック粉ミルクの中で最も高い価格になってしまっています。
HOLLE オーガニック粉ミルク(ヤギ乳)の口コミ
- 便秘が改善した
- 香りがいい
- ミルクの飲みがいい
- 価格が高い
多いのはヤギ乳の粉ミルクにしてから便秘が改善したという意見。
たくさんの粉ミルクを試してもダメで、最終的にヤギ乳を飲ませてみたら改善したという方も多いようです。
また、香りや味がいいのか赤ちゃんがたくさん飲んでくれるという意見も多かったです。
ヤギ乳だから味に違和感があって飲めないかも…という心配はしなくても大丈夫そうですね!
デメリットはとにかく価格が高いこと。
どうしてもヤギ乳で作られたミルクのため、価格の高さを気にする口コミも多くみられます。
1番おすすめのミルクは「Bubs」
ここまで様々なオーガニック粉ミルクを紹介してきましたが、その中でも最もおすすめのミルクが「Bubs」です!
その理由は比較的安い価格で購入できることと、安定して購入できることです。
Bubsの粉ミルクは海外のオーガニック粉ミルクの中では最も名前が知られていますし、購入する方も多いので在庫があることが多いです。
粉ミルクは欠かすことができませんし、品切れで長期間手に入らない期間が続くと大変なことになります。

そのリスクが少なくてすむBubsが1番おすすめになるわけですね!
もしBubsが合わなかった時はその他の粉ミルクを試してみましょう。
お腹の調子が整わないことがお悩みの方は、ヤギ乳の粉ミルクを試して見るのもおすすめですよ!
まとめ
今回は無添加・無農薬にこだわったオーガニック粉ミルクのをまとめて紹介してみました。
粉ミルクは生まれたばかりの赤ちゃんの身体を作るものですから、できるだけ安心・安全なものを選びたいですよね。
今回紹介した粉ミルクはどれも世界的な信頼がある機関に認証を受けていますから、安全性は確実です!
ですが、もちろんオーガニックにこだわれば製造のためのコストもかかりますし、海外からの輸入になるので価格はかなり高めになります。
決して日本製の粉ミルクが赤ちゃんにとって危険というわけではないので、金銭面と安全性をよく検討して粉ミルクを選ぶようにしましょう!

みなさんの粉ミルク選びの参考になればうれしいです!
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