離乳食が始まってしばらくすると、徐々に手でつかんで自分で食べられるようになってきます。
手づかみ食べが上手にできるようになったら、次はスプーンやフォークで食べる練習を始めたいところ。
ちょっとまって、うちの子まったくスプーンなんて使える気がしないんだが?
それはもしかしたら、食器類が使いにくいのかもしれません・・・
最初はスプーンをうまく持てないし、ご飯をすくえたとしてもうまく口に運べないし・・・。
子どももだんだんイライラして、ご飯をまき散らしてしまったりします。
親としても、もどかしくなるけどグッとこらえて
最初はうまく食べられた成功体験を積み上げてもらうためにも、できるだけ食べやすい食器を選んであげたいところです。
そこで今回は、スプーン・フォークを使って食べる練習を始めるときに使いたい食器をまとめてみました!
食器以外にもあると便利なものを全部まとめています!
手づかみ食べからの卒業へ、第一歩を踏み出しましょう!
スプーン・フォークを使って食べるために
スプーン・フォークを使って食べられるようになるためには、まず手づかみでもいいので自分でご飯を食べようとすることが大前提になります。
スプーン・フォークで食べられるようになるまでに練習しておきたいことを確認しておきましょう!
自分で食べることに慣れる
離乳食を始めるときはもちろんパパ・ママに食べさせてもらっていますよね。
まずはここから、手づかみでも自分の意志で食べてもらうことが第一歩になります。
ここは子どもの興味次第だから難しいな・・・
食べ物に興味を持っているサインを見逃さないようにしましょう!
食べ物をずっと見つめたり、手を伸ばし始めたらチャンスです!
でも、あせりすぎは禁物です。
丸のみしてしまっていたり、歯ぐきでつぶせるくらいの固さのものでも口から出してしまったりする場合、自分で食べる練習はまだ早いかもしれません。
あまり焦りすぎず、子どもの様子をみながら進めていきましょう!
あと、時間がかかるからと手伝いすぎてしまうと、子どもが自分で食べようとする機会を奪ってしまうことになりかねません。
時間に追われ、なかなか難しいかもしれませんが、できるだけ自分で食べるように根気強く待つことも重要です!
スプーンを「握らずに」持てるようになる
手づかみ食べを卒業するには、まずスプーンを持てるようになる必要がありますね。
ここで大事になるのが、「握る」じゃなく「つまむ」持ち方ができるかどうか。
ここであまり握ってスプーンを持つ癖をつけたくはないです
指先の発達はとても大事なので、その機会を減らさないようにしたいところ。
つまむ練習はどうやっていけばいいん?
いつもの遊びからトレーニングしていきましょう!
型はめパズルや積み木、お絵かきなどなど・・・1歳前後でできる遊びには指先を使う要素がたくさん含まれています。
特におすすめなのが「型はめパズル」です。
たしかにちゃんと指先でつまんでる!
指先でつまむ練習のほか、空間認識や集中力を育てられるおもちゃなので、食事のトレーニングにぴったり!
ぜひ普段の遊びの中に型はめパズルを取り入れてみて下さい!
型はめパズルを上手に遊ぶことができれば、スプーンの扱いも必ず上達してきます!
おすすめの型はめパズルについては別の記事で詳しく紹介していますので、どんなパズルを購入すればいいかわからない、という方はぜひこちらも読んでみてください。
遊びの中で上手につまめるようになってきたら、スプーンを使う準備はOKになります
椅子に長時間座っていられるようになる
食事を自分で食べるには、ある程度の時間座り続ける必要があります。
まだまだ危ないので子ども用のベルト付きの椅子に座らせてあげることになりますが、これをけっこう嫌がることが多かったり・・・。
身体を自由に動かせないのがストレスなのかな・・・
最初は良くてもちょっとの時間で暴れだしたりしていましたね
早めに食事用の椅子を用意してあげて、スプーンを持つための練習と並行して椅子に座る練習を少しずつ始めていくのがおすすめです!
うちではこの大和屋さんの椅子を使用しています!
だんだん一緒のテーブルでごはんを食べられるのがうれしくなってきます!
自分で食べるためのおすすめ食器
手づかみでも自分でご飯を食べられるようになって、指先でつまむ動きが少しずつできるようになってきたら準備は完了です。
少しずつスプーン・フォークで食べる練習を始めていきましょう。
もちろん最初はうまくスプーンを扱えませんし、なかなかうまくいきません。
でも、今はいろいろな工夫がされたスプーン・フォークや食器が販売されているので心強いです!
これから紹介する商品を使いながら、少しずつ練習していきましょう!
doddl スプーンフォークセット
doddlから発売されているこのスプーンとフォークは、自然と正しいスプーンの持ち方を身につけられるという特徴があります。
確かに独特な形をしてるな
人間工学に基づいた設計になっています!
通常のスプーンだとどうしても握ってしまいがちなんですが、doddlのスプーンならその心配はありません!
せっかくおもちゃで練習してきたつまむ動きを食事に生かしたいですよね。
初めてのスプーン・フォークはdoddlのスプーン・フォークがおすすめです!
EDISONmama(エジソンママ) フォーク&スプーン
もうひとつおすすめのスプーン・フォークは「EDISONmama」から発売されているこの商品。
この商品の魅力は、フォークのギザギザしている先端の部分!
これがあることで麺が引っ掛かり、ラーメンやうどんなどの麺類が劇的に食べやすくなるすごいフォークです!
これを使えば、うどんやラーメンを自力で食べられます!
これはすごいな!!
購入して使ってみたら、想像以上に効果があってびっくりした商品の1つです。
麺類を食べられるようになったら、必ず1セットは購入しておきたいフォーク&スプーンですよ!
自信を持っておすすめできます!
irodori 子供食器
最初はなかなかスプーンですくうことが難しいので、返しのついた食器がおすすめ!
この「irodori 子供食器」は食器の内側に「返し」がついていて、すくいやすいように工夫されています。
これなら返しを使ってうまくすくえそうだ!
うまくすくえる成功体験になって、食べるのが楽しくなりますね!
適度に重さもあるので、お皿を押さえなくても動きづらい点もいい!
スプーンで食べる練習を始めるときにぜひ使ってほしいお皿です。
マンチキン たべたくなーるサクションボウル
続いてはこちらの「たべたくなーるサクションボウル」です。
この商品の特徴は、お皿の底が吸盤になっていて、テーブルにくっつけることができるという点!
テーブルにくっつけてしまえば、こぼしてしまうことも少なくなります
お皿で遊びだしちゃったりもするから、これは便利!
お皿が動いてしまってなかなかすくえなかったり、お皿で遊んでしまったり、うまくできずにイライラしてお皿を投げ飛ばしたり・・・
食べる練習をしているといろいろなトラブルが発生します。
後片付けも大変よね・・・
そんなトラブルを事前に回避できる、素晴らしいお皿です!
念のため、椅子の周りにレジャーシートを敷いておくと片付けも多少楽になります!
おまけ:スタイも洗いやすいものがあると便利
食べる練習をしていると、どうしても服が汚れてしまいます。
こぼしてしまうのは仕方ないですからね・・・
スタイをつけて服が汚れないようにすると思いますが、今度はスタイの汚れが落ちなくなってしまったり・・・。
毎回スタイを手洗いしてから洗濯機に入れるのもなかなか大変になってきます。
スタイもシミだらけになるのは嫌だな・・・
そんなときは洗いやすいスタイがあると便利です!
こちらのスタイは布製ではないので、食器と同じように水洗いすることが可能!
食洗機に入れることもできます!
スタイを食洗機・・・だと・・・?
このスタイがあると、食事の後片付けがとても楽になります!
難点は、布製のスタイと比べると固いので子どもによっては嫌がること・・・。
娘はあまり好きじゃない様子で、あまり使えませんでした・・・
固さを嫌がってしまう時は、こちらの防水生地で作られたスタイがおすすめ!
こちらは子どもも嫌がりにくいですし、防水になっているので汚れもしみにくいのでおすすめです!
ただしこちらは食洗機NGですし、なんなら乾燥機すらNGですよ!
さすがに食洗機は入れねーよ・・・
※2024年7月追記
乾燥機(60℃までの低温乾燥)対応のスタイがとても使い勝手がいいです!
こちらのスタイはそのまま乾燥機に入れられるので、家事の時短になります!
それは助かる!!
まとめ:スプーンで食べるには食器も重要!
子どもにとってスプーンで食べるというのはめちゃくちゃ難しい。
それでも一生懸命がんばる姿をみていると、なんとか自分で食べられた達成感を感じさせてあげたくなります!
今回紹介した食器は、そんな一生懸命がんばる子どもの助けに必ずなります!
親としてもなかなか食べてくれなかったり、上手にできなかったりで不安になったりもどかしくなったりすることもあります。
でも、成長のスピードは本当に個人差も大きいですし、あまりあせらずに取り組んでいきましょう!
今回の記事がみなさんのお役に立てればうれしいです!
ちなみに:離乳食の練習中はフォローアップミルクを!
離乳食を食べる練習中は、食べる量がなかなか安定しないことがあります。
食べる量が少ないと、栄養が足りているのか心配になってしまいますよね・・・。
栄養素、足りてるかな…
食べる量が少ないうちは、フォローアップミルクを併用するのがおすすめです!
フォローアップミルクは、一般的な粉ミルクとは違った役割があります。
それは、鉄分やカルシウムといった離乳食で不足しがちな栄養素を補うこと!
離乳食を自分で食べる練習をしていると、途中で集中力が切れてしまって遊びだしてしまったり、うまくいかなくて投げ出したりしてしまうことがあります。
これはあるある・・・
そんなときに足りない栄養を補助してくれるのが「フォローアップミルク」なんです!
離乳食プラス、フォローアップミルクで栄養は安心!
詳しくはこちらの記事で解説しているので、興味がある方はこちらの記事もあわせて読んでみてくださいね!
コメント