子どもが指を器用に動かせるようになってくると、遊ばせたくなってくるのが「ねんど」。
指先を使う練習だけでなく、色彩感覚や自由に物を作る発想力など、いろいろな能力を養うことができます。

ねんど遊びが大好きな子って多いですよね!

でも、ねんどって口に入れたりしたら危なくない?

そんなときは、食品原料のねんどを使えば心配いりません!
そう、口に入れるのが心配なら「食品原料のねんど」で遊びましょう!
食品原料のねんどはその名の通り、お米や小麦を主原料に作られたねんどです。
そのほかに食塩や食用顔料・保存料など、食用の素材のみを使って作られています。
なので、もし口に入れてしまっても安心という、小さい子どもと遊ぶにはうってつけのねんどです!

多少なら口に入れてしまっても問題ないのは安心ですよね!

これなら安心して遊ばせられそう!
今回の記事では、そんな食品が原料のねんどの魅力やメリット・デメリット、選び方などを解説していきます。
ぜひ安心・安全で遊びやすい食品原料のねんどで、お子さんと一緒にねんど遊びをしてみてください!
記事の前半はお米のねんどと小麦のねんどの違いを解説しています。
早くお米と小麦のどちらがおすすめかを知りたい方は、下のジャンプから移動してくださいね!
お米・小麦のねんどの特徴

ねんどといえば、ぱっと思いつくのが油ねんどや紙ねんどですね。
子どもの頃によく遊んだ記憶があります。
でも、さすがに小さいうちから油ねんどや紙ねんどなんて遊ばせられません。

口に入れて危なそうだし、片付けも大変そう・・・

安全性の問題が一番不安ですよね・・・
小さいうちは何を口に入れるかわかりません。
付きっきりで見ていても、いつの間にか何かを口に入れてたりします・・・。
そんな時に安心なのが「食品原料のねんど」です!
もちろん「食用」ではありませんが、食品として使われる原料で作られています。
なので、多少なら口に入れてしまっても問題ありません。

あくまでも、食べ物ではないので注意ですよ!

そりゃそうよね・・・
ここからは、お米のねんど・小麦のねんどそれぞれの良い点・悪い点を解説していきます。
お米のねんどの良い点
お米のねんどの良い点をまとめると、こんな感じになります。
- 主原料は米粉なので、口に入っても安心
- 小麦のねんどと比べ、アレルギーが起きにくい
- 柔らかく、形を作りやすい
- 放置すると固まるのを利用して、作品を残せる

やっぱり安心して遊べるのが最大のメリットかな!

いろんなメリットがあるので、1つずつ解説していきますね!
主原料は米粉なので、口に入っても安心
お米のねんどの原料は、米粉・食塩・食用顔料・保存料です。
すべて食べられる素材なので、多少であれば口に入っても問題ありません。
もちろん、商品説明には「口に入れないように注意」と書かれていますので、極力口に入れないように注意は必要です!

油断するとすぐ口に入れちゃうからね・・・

親子一緒に遊ぶことが大事ですね!
小麦のねんどと比べ、アレルギーが起きにくい
お米は小麦と比べ、アレルギーが起こりにくい食品です。
参考資料:食物アレルギー(厚生労働省)
こちらの資料では1歳前後のアレルギー源として卵・牛乳・小麦・大豆が多く、米のアレルギーはそれほど多くないとの記載があります。

お米はアレルギーが出にくい食品なんだね!

全く生じないわけではないことに注意は必要です!
アレルギーには十分注意しながら、楽しく遊べる商品を選びましょう!
柔らかく、形を変えやすい
お米の粘土は油ねんどと比べると柔らかいので、軽い力でも形を変えることができます。

まだまだ何かの形を作ることが難しい年齢の子どもでも、引っぱって伸ばしたりしやすいので、指先の感覚を養ういい練習になると思います!


最初は握ったりつまんだりしているだけでも、とても楽しそうに遊んでいました!

型の裏側にねんど詰めてる・・・

いいの!楽しそうだから!
特に指先を使った動きをたくさん経験してもらいたい時期にぴったりのおもちゃと言えます!
放置すると固まるのを利用して、作品を残せる
お米のねんどは、しばらく放置すると固くなってしまいます。
この性質を利用して、うまくできた作品を保存することも可能です。

でも、もし片付け忘れたりしたら・・・?

そう、この特徴はデメリットにもなってしまいます・・・
この特徴は、間違って放置してしまったときにカチカチになる、というデメリットにもなるので注意しましょう・・・。
お米のねんどの気になる点
とても遊びやすいお米のねんどですが、一方で気になる点もあります。
- すぐに固くなってしまう
- あっという間に色が混ざってしまう
すぐに固くなってしまう
良い点でも挙げましたが、外気に触れた状態で放置するとすぐに固くなってしまいます。
なので、遊び終わったらすぐに専用の容器に片付ける必要があります。

専用ケースはこんな感じです。

子どもはいったん飽きてすぐ遊ぶこともあるから、ちょっと大変だね・・・

一応、柔らかくする方法もありますよ!
ねんどをもう一度柔らかくしたいときは、ねんどに水を含ませてこねることで復活できます。
これをやるときは手がベタベタになるので、ビニール手袋などをつけてこねることをおすすめします!

手袋をしないと、手が真っ青になりますよー…
あっという間に色が混ざってしまう
子どもの発想力はすごいもので、どんどん違う色を重ねて遊んでいきます。
そして最終的に出来上がる色はグレーのような、何とも言えない色のかたまりです。

絵の具を全色混ぜたような色ですね
固くなるのと違い、こうなってしまうともう元には戻せなくなります。
なので、お米のおもちゃを購入する場合は「消耗品」だと認識しておくことが大事です!

ある程度の期間で買い替えることを検討しましょう

色が混ざると戻せないんだね・・・
小麦のねんどの良い点
次に、小麦のねんどの良い点・悪い点についても解説していきます。
- 食品なので口に入れても安心
- お米のねんどよりもさらに柔らかい
- 小さな子どもでも形を変えることができる

小麦のねんどのほうが柔らかいんだ!

思ってた以上にお米のねんどとの違いがありました!
食品なので口に入れても安心
このメリットはお米のねんどでも小麦のねんどでも共通です。
小麦のねんどの原料は、小麦粉・水・塩分・食用顔料・保存料になります。
すべて食品由来の成分なので、多少口に入ってしまったくらいなら全く問題ありません!

ただし、小麦に対してアレルギーがある場合は遊んじゃだめですよ!
小麦にアレルギーがある場合は、お米のねんどで遊ばせてあげましょう!
お米のねんどよりもさらに柔らかい
お米のねんども柔らかくもちもち感がありましたが、小麦のねんどはもっと柔らかいです。
軽い力で簡単に形が変わってくれる分、小さな子どもは遊びやすいと思います。
逆に、しっかり形を作って遊びたい年齢の子には柔らかすぎるかもしれません。

年齢や好みに合わせてどちらを使うか決める感じかな?

その考え方でOKです!
ようやく握ったりつまんだりができるようになったくらいの年齢であれば、小麦のねんどがおすすめです!
小さな子どもでも形を変えることができる
お米のねんどよりさらに柔らかいので、まだ力が弱い時期でも簡単に形を変えることができます。
まだまだ何かの形を作るのは難しくても、ねんどを握ったりつまんだり、押したりすることで指先や脳にも刺激になります。

指先から入ってくる刺激はとても大事なんです!
早いうちからねんどで遊ばせてみたい、という方におすすめです!
小麦のねんどの気になる点
次に、小麦のねんどの気になる点を解説していきます。
- 柔らかすぎて複雑な形は作りづらい
- 色が混ざってしまいやすい

お米のねんどと共通するものもあるね

2つの特徴は似ているところも多いですからね
柔らかすぎて複雑な形は作りづらい
柔らかくて形を変えやすいのはとてもいい長所なんですが、逆に形を保ちにくい感じがありました。
まだ握ったりつまんだりしかできない時はすごくいい柔らかさです。
でも、いろいろな形を作れるくらいの年齢になったときはお米のねんどくらいの固さも欲しいですね。

ここがお米のねんどとの大きな違いになります
色が混ざってしまいやすい
これはお米のねんどと同じ特徴ですね。
やっぱり色はすぐ混ざります。
そして、あまりいい色とはいえない色をした大きなねんどが出来上がります・・・。

これはもう小さいうちは仕方ないよね

消耗品と割り切りましょう
一定期間使うと、色が混ざるのと同時にどうしても固くなってきてしまいます。
ある程度の間隔で新しいねんどの購入を考えておく必要があります。
お米・小麦のねんどで実際に遊んだ感想
うちで最初に購入したのはお米のねんどで、その後小麦のねんどでも遊んでみました。
乾燥としては、お米のねんどのほうが固いけど形を保ちやすく、小麦のねんどは柔らかくて扱いやすいけど形が崩れやすい印象です。
結論として、初めてのねんど遊びなら小麦のねんどのほうがいいと思います!

細かい感想はこちらから!
お米のねんどの感想
今回購入したのは「お米のねんど はじめてのねんどあそび」です!

「はじめてのねんどあそび」に付属するパーツはこんな感じ。

ねんどシートを使えば机の汚れも防げますし、ねんどローラーや押し出し器も指先を使いながら遊べるおもちゃなのでとても充実しています。

セット内容は大満足!
実際のねんどの様子がこちら。

まず、色がすごくきれい!においも全く気になりません。
写真で伝わるといいんですが、表面に光沢があってべたつきも少ないです。
手に付かないけど絶妙なもちもち感があり、さわり心地はとてもいい!

娘の手の汚れを気にせず遊べるのもありがたいですね
今度はねんどを引っぱって伸ばしてみます。

柔らかいですが、引っぱってしまうとちぎれやすい印象。
あとはどうしても乾いてくると固くなり、さらに引っぱるとちぎれやすくなります。
やはりこの「固くなりやすい」性質とは付き合っていかなければならなそう。

常に遊んでいない色のねんどが固くならないか気にしていました
ただし、水をつけてこねることで固さの改善はできるので、あまり気にしなくても大丈夫ですよ!
柔らかいけどしっかり形を保ってくれる固さはあるので、本格的にねんどで形を作れるようになってきた年齢の子どもにおすすめです!
小麦のねんどの感想
お米のねんどと小麦のねんどにはどのような違いがあるのでしょうか。
実際に購入して、遊び比べてみました。
お米のねんどと同じギンポーさんの「こむぎんちょ」を購入。


こむぎんちょ!名前からもうかわいい!

名前にやたらハマってるよね…
実際のねんどはこちら。

最初に触ったときは「スライム?」と思うくらい柔らかく、ふわっとしている印象。
まだ指の力が弱い年齢の子どもには遊びやすい固さです。
引っぱるとこのくらいまで伸ばせます。


わりと早めに切れてない?

柔らかさの割には、意外と伸びません・・・
それでも、小さな力でねんどの形を変えやすく、遊びやすい点は高評価!
娘もお米のねんどより小麦のねんどのほうが遊びやすそうな感じでした!
まだ形は作れないけど、こねたり引っぱったりという経験をさせてあげたい方におすすめです!
結論:初めてのねんど遊びなら「小麦のねんど」

お米のねんどと小麦のねんど、結局どちらを買えばいいの?

そんな風に迷ったときは、商品の特徴を押さえると選びやすくなりますよ!
- お米:固いけど、形をキープしやすい
⇒ねんどに慣れてからのほうが遊びやすい - 小麦:柔らかいけど、形をキープしづらい
⇒はじめてのねんど遊びにおすすめ
個人的には最初は小麦のねんど、慣れてきたらお米のねんどの順番をおすすめします!
理由は小麦のねんどのほうが柔らかく、形を変えやすかったからですね!

固すぎると、思うように遊べなくて飽きちゃうこともあるもんね

力や指先の器用さが育ってきたら、お米のねんどへ切り替えるのがおすすめ!
お米・小麦のねんどの口コミ
お米のねんども小麦のねんども、どちらも人気の商品です。
口コミもある程度の量が集まっているので、特に多く見かけた良い口コミと気になる口コミを解説していきます。

ぜひ購入時の参考にしてくださいね!
お米のねんどの口コミ
良い口コミ
- 食用の材料しか使っていないのが安心
- アレルギーを気にせず遊べる
- べたつかず、匂いも気にならない
- 色の種類が多く、コスパが良い
お米のねんどの良い点で紹介したポイントに魅力を感じて購入している人が多いようです。
そのほかに口コミで挙がっていた良い点として、油ねんど特有のにおいやべたつきがなく快適に遊べたという意見がありました。

確かに油ねんどってベタベタするし、においも気になるんだよね・・・

僕が遊んでいても、においは全く気になったことがないですね!
また、色が豊富な割に価格が安く、コスパが良いとの意見がありました。
どうしても固くなってしまいやすく、一定期間で買い替えの検討が必要になるので、安価で購入できるのはありがたいです!
気になる口コミ
- 乾きやすい
- 蓋が開けにくい
- 2つのパーツをつなげない
一方気になる点で挙げられていたのは、やはり乾きやすいという点。
こればかりは遊び終わったらすぐにケースに戻す習慣を作るしかなさそう。

子どもが別のものに興味を持っても、まず一緒に片付けよう!
また、これは僕も遊んでいて感じたことなんですが、確かにフタが開けにくい!
大人は簡単に開けられるんですが、子どもは開けにくい構造になってるんですよね・・・。

でも安全面を考えれば、良い点でもありますよ!
あと、ねんどで別々のパーツを作って後からくっつける、というのが難しいという口コミも見られました。
たとえば、ねこの顔を作って後から耳をつけるような作り方が難しいですね。

どうしてもつなげたい場合、乾く前に手早く作るしかなさそうです
小麦のねんどの口コミ
続いて、小麦のねんどの口コミも見ていきます。
良い口コミ
- コスパが良い
- 柔らかくて扱いやすい
- 色がきれい
良い口コミで多かったのは「コスパがいい」という点。確かに、こむぎんちょは8色で519円(Amazon)で購入できます。
色がすぐ混ざってしまうのである程度の期間で購入する必要があるので、安価で購入できるのはありがたいところ。
また、「思った以上に柔らかい」「扱いやすい」という口コミも多く見られました。

これは実際に遊んでみるとびっくりすると思いますよ!
また、色のバリエーションが多いことも、小麦のねんどの特徴として挙げられています。
気になる口コミ
- 小麦独特のにおいが気になる
- 乾燥して固くなりやすい
気になる点として見られたのは、「独特のにおいが少し気になる」という意見。
確かにお米のねんどと比較すると若干のにおいは感じましたが、気になるほどのにおいではなかったです。

においに関しては、あまり気にしなくて大丈夫だと思います。
乾燥して固くなりやすいのはお米のねんどと同様の弱点です。
これは使用後すぐに片付けるという習慣をつけていくことで防いでいくしかなさそうですね・・・。
お米・小麦のねんどのおすすめ商品
お米のねんどや小麦のねんどは、ギンポーさんからいろんな商品が発売されています。

おすすめの商品をまとめて紹介していきますね!
お米のねんどのおすすめ商品
お米のねんど はじめてのねんどあそび
お米のねんどで遊ぶための道具がセットになった、楽しくねんど遊びをするために購入しておきたい商品です。
- ねんど5色(白・赤・青・黄・緑)
- 押し型2個
- 抜き型2個
- 押し出し器
- ローラー
- ヘラ
- ねんど遊びシート

ずいぶんボリュームのあるセットだね!

これだけあれば作れるものの幅も広がりますね!
ねんど遊びの入門編として、買っておいて後悔はありません!
ねんど遊びをこれから始めようという方は、とりあえずこの商品を購入してみることをおすすめします!
お米のねんど おはしのおけいこ
こちらはお弁当箱におにぎりやおかずを詰めて、おはしの練習ができるセットになっています。
- ねんど4色(白・黄・赤・緑)
- お弁当箱・しきり
- おはし
- 押し型
自分で作ったお弁当には愛着もわきますし、おはしの練習にも集中して取り組んでくれそうです!
おはしの先端はすべり止め仕様になっていて、使いやすい設計になっています。
ただし、見た目がおいしそうだから本当に食べてしまわないように要注意。

兄弟に小さい子がいる場合なんかは気をつけないとね・・・
楽しく遊んでおはしの練習にもなる、とても良い商品だと思います!
お米のねんど はさみのおけいこ
おけいこシリーズ第2弾、はさみのおけいこです。
はさみはプラスチックで刃がないので、安心して遊ばせることができます!
- ねんど2色(黄・赤)
- ローラー・ねんど板
- はさみ
- 人形
特徴はなんといってもはさみ・人形ですね!
はさみで髪型を作って遊ぶことができるので、美容師さんごっこの遊びができます。
はさみもいきなり紙を切るのはけっこう難しい作業になるので、まずは簡単に切れるねんどで練習してみるのもアリかなと思います!

うちもはさみが持てるような時期が来たら一度使ってみたいと思っています!
小麦のねんどのおすすめ
こむぎんちょ 8色セット
小麦のねんどはすごく柔らかいので、何か形のあるものを作るときはお米のねんどのほうがおすすめです。
なので、特別な商品というよりはねんどだけを購入し、十分遊べるようになったらお米のねんどへ移行していくのがいいかな、と思っています。
- ねんど8色(赤・黄・青・白・緑・茶色・ピンク・オレンジ)

色がいっぱいあるのはうれしいね!

どれもつやがあって、きれいな色をしていますよ!
まずはこむぎんちょ8色入りを購入して、ねんどに慣れるところから始めていきましょう!
まとめ
今回は食品原料のねんどについてまとめてみました。
お米のねんども小麦のねんども、安心して遊べるねんどというのは同じです。
でも、柔らかさや伸び方とか、けっこう感触として違うのも面白いところ。

ぜひ一度、両方を購入して比べてみると面白いですよ!

迷ったら、形を作れるくらいならお米、握るのがやっとくらいなら小麦!
親子で楽しく遊べて、指先の発達にもつながる「ねんど」は、とても素晴らしいおもちゃです!
ぜひみなさんも、親子で食品原料のねんどを体感してみてくださいね!

みんなで楽しみましょう!
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